君の幸せを願う一人のただのブログ

自分の中に感情が渦巻いたときに

自担の成長を目の当たりにしたオタクの渦巻く感情–少年KABUKIを観て–

初めてはてブに手を出しました。

 

というのも、先日「ちびっ子お笑い七変化 少年KABUKI」を観劇し、千秋楽を迎えた今色んな感情が渦巻いているからである。

 

はてブに手を出させる少年KABUKI怖い。

ちなみに6,500文字程だよ。

あと注釈使ってないので、何だよそれって思うものがたくさんある不親切ブログです。ごめんね。

 

 

最初この公演が発表された時は、以前から役者として活躍していきたいと発言する自担(尊先:生田斗真岡田准一が、シンメと謳う相棒との晴れ舞台に、なるだろうと思っていた。(いや、実際にその通りなのだけど)

出演者は高校生になったばかりの2人に加えて、ちびと言われる中学3年生の4人。

 

しかも、劇場も関西ジャニーズJr.の代名詞のような松竹座(私が勝手に言ってるだけ)ではなく、国立文楽劇場小ホール。

 

いや、文楽をする劇場であろうことは分かるけど、ジャニオタには聞きなれない劇場名(実際松竹座とかも格式高い劇場なんだけどね)

 

メインホールではなく小ホールということになんとなく察してはいたけど、収容人数159名。

 

正直二度見した。

 

舞台界隈や劇団を先日まで追っていたので、そういった小さな規模の劇場に行ったことはあるのだけど、Jr.といえどジャニーズ。

同じ歳ぐらいの東京のJr.は600人以上の箱を埋める公演の当落が終わったばかり(もちろん全滅)

 

申し込み方法は電話受付

 

オイオイ、嘘だろ?その日仕事だぞ?と思いつつ、私の少ない人脈フル活用で色んな人にお願いの連絡をしたのも今では良い思い出である。

(協力してくれた友人たちありがとう。オタクじゃない友だちなんて、繋がらない電話の存在に驚いていた。本当にありがとう。良い社会勉強になったね)

 

とまあ、前置きが長くなったけど、そんなオイオイ嘘だろ?なことが積み重なって、オタクたちはメンバーのことやキャパのこともあり、お遊戯会と言っていたこの公演。ご縁があり私は初日にお邪魔させていただけることになった。

 

 

当日、私は夜行バスで早朝に大阪に着いたのだけど、何故か意味がわからないほどに緊張している自分がいた。

 

いやいや、自分が出るわけじゃないのに?心臓出るほど緊張してる?え、なんか気持ち悪くなってきた吐きそう

 

を繰り返し、フォロワーと合流してなんたりをして劇場に着いた。

 

着いた時メインホールで行われる公演に並ぶ、おばさまたちの列を見て、何故か冷静になったのだけど、その奥に今回の公演のポスターと公演時間が見え、1時間半ぐらいかなと勝手に予想してた公演時間は1時間ということが分かった。

(てか、入場時間もチケットに表示されてないからここに来るまで分からないことだらけだったよね)

 

開場時間ちょうどに会場入りしたわけだけど、入場列だと思って並んだ列がエレベーターの待機列で、スタッフさんに先導されて3階で降り、チケットもぎりのスタッフさんがたった1人で、私はそこらへんの劇団の現場に来たのか?という気持ちになりつつ足を進めた。

 

 

私よりも先に入っていたオタクたちのザワザワ声、"ヤバイ"という声を聞きながら、ファンレBOXを確認し、足早に自分の座席を確認しようとホール内に入った瞬間、少しよろめいた。

 

狭い。

 

いや、159名ということで狭いのは分かっていたし、なんなら劇場の公式HPで小ホールの写真は見ていた。

けど、想像していたよりもとても狭かった。

 

ここでオタクには色んな感情が渦巻く

 

え、狭くない?近くない?しんどくない?え、そこじゃん。すぐそこじゃん。通路通ったらすぐじゃん?待って?こんだけの距離で自担見れるのやばくない?え?てか、もう始まるじゃん?自担大丈夫かな?お客さんとの距離近くて緊張しない?え、やばいこんなブス面を見られたくない。

 

最終的に私の中の緊張がマックスになり、本気で吐き気がしたので、ロビーに出て落ち着くことにして、気づいた。

 

BGMにカラオケ調の関西ジャニーズJr.の曲が流れていることに(遅い)

 

知っている曲ということでなんとか心を落ち着かせて、開演10分前に席に戻った。

 

そうしたら聞き覚えのある声のアナウンスが始まった。

 

影アナ!?と舞い上がる私(後に録音っぽいことに気づく)

今から自担の晴れ舞台を目の当たりにするぞ〜!と緊張はマックス!

アナウンスにてペンライトは舞台に明かりが付いてからつけてほしいとの声。こだわりのある演出なのだろうと察し、ペンライトを膝の上に置いて待機。

ホール内が暗転し、始まった。

 

ヤバイ。

(元々ない語彙力がマイナスにまで達した瞬間)

 

聞いてないよの連続。

 

なんかかっこいい曲(後に滝沢歌舞伎の春の踊りの序盤であることが判明)で自担とちび4人の紹介的なシーンが始まったかと思えば、暗転して滝沢歌舞伎のタッキーばりのカッコいい登場をする道枝駿佑

 

あ、やっぱりこのメンバーだと引っ張るのは彼なんだなと思ってるのも束の間

 

 

待って!?百花繚乱!?

 

 

ここで私の脳内は爆発する(早い)

 

 

いや、こんなんジャニワやん?(違います)

関西だけでジャニワしてって言ってたけど、これジャニワやん?

え、待って?ちょっとよくわかんないでーす。

 

と考えることをやめようとしていたら、私の愛してやまない、ジャニーズ得意のトンチキ和演出(褒めてる)が始まった。

 

めちゃくちゃ大きい扇子、和傘、金色蛇腹(この呼び方が正しいか分からない)、扇子等の演出を自担がしているという事実だけでも泣けてくる。

 

ごめん。ここで順番が逆になっているかもしれないのだが、この和演出の前か後に口上が入ってくる。(3回見ても記憶できないぐらいに脳がスパークしたので許してほしい)

 

 

この口上がまた良いんだ!

 

自担も他の子たちの口上も良いんだけど、ここでは西村拓哉(15)の口上を紹介させてほしい。

 

「現役中学生のサッカー少年!若くて元気な風を西から吹かせます!西の拓哉はこの俺よ!ニシタクこと西村拓哉!」

 

 

西の拓哉はこの俺よ!ってヤバない?(語彙力)

 

東の拓哉は言わずもがなあの天下の木村拓哉様である。

拓哉と言えば。というとてつもなく大きな代名詞がある中で、西の拓哉は俺だと、東にいる拓哉と並ぼうとするこの感じヤバくないですか!?

自担じゃないのに軽率に好き!って叫びそうになるほどに(迷惑)

 

こんなん"エモさ"のかたまりやんけ〜とよく分からないエセ関西弁を使いながら、頭を抱えそうになっていた。

 

そして、関西のトンチキ和演出におきまりの"誘う"も歌い、心がホクホクしていたら

 

道枝駿佑

"平和な日本に突然襲ってきた数々の悲劇"と語り出した。

 

ジャニワじゃん!?(2回目)

 

 

と思うのも束の間、めちゃくちゃ笑顔の自担とちび4人がゲタップをしながら出て来た。

 

え、やっぱり滝沢歌舞伎じゃん?

(滝沢歌舞伎未鑑賞のためイメージで感じた)

 

しかも春松竹でも歌っていた"青い山脈"

春松竹の青い山脈はこれの匂わせだったのか〜と思いつつ(たぶんそういうわけではない)

楽しんでいたらペンライトを消してくださいと。

 

これからつけてほしいときはスタッフさんが付けるので、その時につけてくださいといつも見かけるスタッフさんがペンライトを掲げている(ちょっとシュールな図)

 

その前にも始まってからペンライトを付けるタイミングが分かっていなかったら、そのスタッフさんが付けてくれてたんだけどね。

 

 

ペンライトを消した頃に響き渡る砲撃音

 

白虎隊やんけ!?

 

友人に勧められてもののふと白き虎を観ていた舞台オタクはここで既に泣きそうになっていた。(後に青い山脈からMASKまでの流れが滝沢歌舞伎と知る)

白虎隊を悲劇のドラマに選ぶのはずるいと思う。

 

自決の介錯をする描写、なかなか自決できずに刺してもらう描写等がある中私はここで自担の演技力を目の当たりにする

 

 

自決する前に説明台詞のようなものがあるのだが、ここの自担が声で演技をしているのである。

決して上手いとは思えなかった自担の演技力が上がっていることに気づいたオタクは自担が何を話しているのか頭に入ってこなかった。

(シンプルにごめん)

 

自決するときも叫びながら首を切るのだが、めちゃくちゃに声が通る。

マイクいらなくない?というほどに。てか、マイク機能してる?というほどに

 

その後の(たぶん)弟が自決するとこに居合わせた道枝駿佑がどうして少年たちが…子どもたちが…というセリフはジャニーズJr.の"エモさ"が最大限に出ていた。

 

欲を言えば自担が叫んだ時から道枝が出てくるまでを無音にして、道枝が一振りして暗転する時にまた無音にしてメリハリをつければいいのにと勝手に思ったのだが、この気持ちは闇に葬ることにする。

 

 

そうして暗転して、銃声が響いたと思ったら突然現れる面

 

で、でた〜!変面〜!

 

自担が先にはけていたのを把握していたので、これは自担だ!と確信して見ていた。変面は面を変えることと同様に手の動きが大事な芸だと思っていたのだが、めちゃくちゃに手の動きが綺麗。

え、これ本当に自担?と思うほどに手の動きにキレがあり、とてつもなくかっこよかった。

 

最後の面を取り自担の顔が現れても尚本当に自担なのだろうか?と思うほどに。(自担だよ)

 

自担がジャニーズの伝統芸をする瞬間に立ち会えただけでも号泣必至なので、正直もうここらへんで感情はぐちゃぐちゃになっている。

 

そして最後の面をセンター上空から降り注ぐレーザーに充てて、道枝駿佑と入れ替わり、そこからレーザー芸(勝手に言ってる)が始まる。

 

 

文字で説明できないので、ここで説明はしないのだが、ジャニーズの伝統芸である変面を長尾謙杜。比較的新しいジャニーズの伝統芸になりつつあるレーザー芸を道枝駿佑がするのは言葉では言い表せない"エモさ"があることが伝わってほしいと思う。

 

 

そして、流れる愛されるより愛したいのイントロ

 

 

来たか

 

 

行かないでおこうと思っていたクリパのセトリを見て、1週間後には松竹座にいるという奇行を私にさせた問題の曲である。

 

いつかのクリパに関するインタビューで、ダブルターンが難しいと言っていた自担。

クリパでは難しいというだけあって、どこか覚束ない様子とまではいかないものの、苦手なんだなと分かる程だったのを覚えている。

 

 

ダブルターンめっちゃ綺麗だな!?

 

 

いや、本当にビックリした。

この短期間で同じ曲をこんなに成長した状態で見せられると思ってなかっただけに、本当にビックリした。

ちゃんとダブルターンだったのだから。(本日何度目かの語彙力喪失)

 

 

正直ダブルターンが綺麗すぎて記憶がない。

(またかよ)

 

 

その後ちび4人の赤く燃ゆる太陽があり。

(みんな可愛いのだけどにしたくカッコいい)

 

 

暗転したと思ったらなんか陽気な足取りで現れる坊主2人

 

 

坊主2人?

 

坊主2人?

 

 

山寺の和尚さんを歌って踊る2人

 

えっほほ〜いでなんか顔芸してる自担

 

 

急に関西色出してきた〜!(不安)

 

 

と、ここから大喜利コーナーが始まるなだけど、色んな方たちがレポをあげている通りです。(雑)

 

 

ここのコーナーは嶋崎斗亜(崎は立のほう)のツッコミ力の高さ、岡崎彪太郎のヤバさ(褒めてる)、大西風雅の独特ワールド、西村拓哉の適応力が学べた。

 

 

そして道枝駿佑と長尾謙杜だけ残り、ちょっとしたMCに入るのだが、まあ不安である(笑)

自分たちでも分かっているだろうけど、MC力は今後力をつけていってほしいなと思う(親目線)

 

そして、2人の前振りで雁金5人男2/5が始まる。

 

 

歌舞伎や人形浄瑠璃に脚色された大阪が舞台の雁金5人男という話である。

 

本当のストーリーはwikipediaさんが説明してくれているが、これをオマージュしたものであろう。たぶん。詳しくないので有識者の人は教えてほしい(他力本願)

 

 

これがまた、面白いんだ。

 

 

御大夫(岡崎彪太郎)と野田角左衛門(西村拓哉)が富田屋を訪れそこで預かっている"おたきちゃん"を身請けしようと富田屋の主人(大西風雅)に50両で話を持ちかけ、富田屋が話に乗る。

しかし、"おたきちゃん"と恋仲である権六がそれを聞きつけどうにか阻止しようとするのだが、拒まれたところにたまたま通りかかった雁金5人男のうちの2人雁金文七(道枝駿佑)と庵の平兵衛(長尾謙杜)に飯を食わせてくれたお礼にとその身請けをやめさせるという話である。

 

 

 

何が面白いって、ちびと言われる4人のボケが面白い。

 

 

岡崎彪太郎は気持ち悪いオヤジ感を前面に出す声色で「おたきちゅわーん」とか「ぐへへ」とよく言うし

 

大西風雅は50両あったらこんなことしたいと作文で話し出すし、あと権六に向けて放つ「アホ」の言い方声変わりして低くなってたね

 

西村拓哉は富田屋の作文を受けてまた自分も作文を読むのだが、それが彼女に買ってあげたい化粧品としてプリマヴィスタキャンメイク、KATEの名前を挙げたかと思えば、

サマンサタバサやメゾンドフルールの量産オタク御用達ブランドを挙げたりするのである

 

嶋崎斗亜は道案内と称して、長尾と道枝を引き連れ客席に降りて客をいじる(正確に言うとあまりいじれてないところが可愛い)し、"おたきちゃん"との絡みが可愛い。(総じて可愛い)

 

 

今までお兄ちゃんたちの後ろで笑顔で踊っているだけだった。ちびっ子と言われていた4人が、メインとして活躍するとこんなにも面白いのか!というほどの活躍をしていた。

こんなに面白く、できる子たちを後ろに隠し持ってるのは、もったいない!と心の底から思うほどなので、夏の舞台とかではもっと前に出すべきだと思う。

 

 

少し話が逸れてしまったが、それほどまでにちびっ子たちが成長していた。

 

 

そうして道枝駿佑と長尾謙杜の笑い声で物語が終わり、最後の曲が始まる。

 

 

これは後に知ったのだが、滝沢歌舞伎でオタクたちがハッピー曲と読んでいるFeelin' goodという曲が最後の曲である。

 

 

オタクたちは本当に言い得るのが上手いなと思うのだが、本当にこの曲ハッピー曲なのだ。

Twitterで検索したら出てくるので是非見てほしい。

 

 

ただ少年KABUKIでは、滝沢歌舞伎とは違う振りが付けてあり、もっとジャニーズらしさが出ている。

手拍子を一緒に促す自担に感動していたら(親目線でごめん)、途中で手のひらを顔の横に持っていき、首を横に動かすという振りがある。

 

 

E-girlsのFollow Meの振りと言ったらわかると思うのだが、その振りをする6人がめちゃくちゃに可愛い…。

 

え、可愛い

(大事なことなので2回言いました)

 

 

この曲だけまいジャニのSHOW TIMEや少年倶楽部でしてくれないか…頼む…

 

 

と思っていたら、一旦袖に捌けたと思ったちびたちが何か持ってきた。今から皆さんに配りますといい、全員が客席に降りてきた。

 

ただでさえ、劇場が狭い中で客席に全員降りてきたら、もう、意味がわからない(混乱してる)

 

ただ、紙の札なので、飛ばそうにもなかなか飛ばずみんな苦戦していた。

(隣で繰り広げられていたオタク女のガチの取り合いは、見なかったことにする)

 

 

 

とまあ、そんなお土産付きの公演を1公演1時間

 

 

 

1時間!?

 

 

となるほど内容が濃い1時間であった…

1時間だけかよとか思ってごめん…めっちゃ濃い1時間だったよ…

 

 

そして今日、1公演1時間公演を1日3公演、3日間無事にやり遂げた6人には盛大な拍手を送るとともに、この3日間で得たであろうことを胸にこれから大きくなってほしいと思う。

 

 

いや、大きくなれるぞ!

 

 

そうオタクに思わせるほどエネルギッシュな6人を見せつけられた公演だった。

 

 

この公演には、いつもお兄ちゃんに甘えてるだけじゃない、自分たちで頑張ろう。上に行こう。と思っている男の子たちがそこにいた。